第1回　カンカク展・シンジダイヲアートスル・ at 福岡アジア美術館

■第1回カンカク展

・シンジダイヲアートスル・

「シンジダイヲアートスル」

この言葉を念頭に、この展覧会は生まれました。

新型コロナウイルスの流行により、「新しい生活様式」や「ニューノーマル」などといった言葉が注目されるようになったここ数年を経て、これから激動の時代を私たちは生き抜いていこうとしています。そんな中、さまざまな社会問題に直面することで、これから自分が何を目指すのか、何をすべきなのか、よくわからなくなってきているのが私たちの率直な感覚だと思います。

それはきっと、大きなうねりのような世界の変化に伴い、どうにか適応しようとする感覚を各々自分自身の肌感覚で感じているからではないでしょうか。それはまさに、今、時代が変わろうとしている瞬間、すなわち「新時代」の到来によるものにちがいありません。

そんな時代だからこそ、そこには今の時代を映し出す鏡となるアートが必要なのではないでしょうか。アートは非言語による感覚〈カンカク〉の表現が、絵画や造形物といった作品となるものです。そのカンカクをアートとして形にすることで、今の時代の目指すべき方向性の指針を作り出せるのではないでしょうか。

【カンカク展＃１～シンジダイヲアートスル～】

新しいテーマをもったこの展覧会は、自然や人工物、具体的なものや抽象的なもの、感情や距離、すべての作品の中に含まれる作り手のカンカクそのものを幅広く題材とした作品展です。

今回の出品総数は約150点。北は北海道、南は沖縄まで日本全国各地から、また韓国や中国の出身といった世界からのグローバルなアーティストも含めて、約１００人のアーティストの参加総数となり、私たち一般社団法人空間芸術TORAMの国際公募展では過去最高の参加者数となりました。

表現手段も多種多様となり、絵画、写真、造形表現はもとより、公開制作やライブペイントなど、オールジャンルの表現手段が一堂に会し、新時代を感じる内容となっております。

今活躍している現代アーティストの作品を、あなたのリアルなカンカクで感じてください。

今後この【カンカク展＃１〜シンジダイヲアートスル〜】は、今年を皮切りに新時代の新たな公募展として毎年ここ福岡アジア美術館にて開催予定ですので、ご期待ください。

一般社団法人空間芸術 TORAM

代表理事田畑豊

■会場

福岡アジア美術館　7階